以前からTDA1552Qを使った超シンプルなアンプや共鳴管スピーカーやら、メーカーでは作らない物ばかりを作って遊んでいますが、今度は。。。。
最近、マトリックススピカーに興味が出て来て、ちょっとばかり調査/テスト中です。
マトリックススピーカーとは、1台でサラウンド再生出来るスピーカーです。
サラウンド再生といえば、5.1chや7.1chなどが有名で、たくさんのスピーカーとAVアンプが必要です。
しかしマトリックススピーカーならスピーカー1台(ユニットは3-4個)と普通のアンプでOKです。
ローコスト/省配線/省スペース化が可能です。

これがマトリックススピーカーで最も有名?なMX-1の結線図です。
このスピーカーの問題点は、
■今やほとんど手に入らない16オームのスピーカーユニットが必要
■BTL(バランス)出力のアンプが使えない
点です。
そうです。ワタシが何台か作ったTDA1552QはBTL出力なので、この方式はNGです。
※普通のアンプの方は、この方式がお勧めです。
※保証は出来ませんが、最近のアンプなら8ΩのスピーカーユニットでもOKと思います。
そこで色々と調べていると、

BTL出力アンプでもOKなマトリックススピーカーの結線方法を発見。
これなら、スピーカーも6-8オームのユニットが使えそうです。
尚、この結線図に入っているコンデンサー(C1とC2)は、左右のスピーカーの低域カットを行っています。
※センターと左右のスピーカーを逆相接続しているので、低域をカットしないとセンターと左右のスピーカーの低音が打ち消し合って、低音の薄い音になります。
オリジナルは25uFのコンデンサーが使われています。
※47uF×2(直列)と2.2uF×2(直列)の並列接続です。
カットオフ周波数は、
fo=1/2πCR=約800Hz
くらいです。
※実際のスピーカーのインピーダンスは周波数によって変わりますから、目安程度です。
ここで使用するコンデンサーは、一般的ではない無極性(バイポーラ)電解コンデンサーが必要ですが、普通の有極電解コンデンサーを2個組み合わせれば解決です。
コンデンサーの耐電圧は余裕を持ちましょう。
TDA1552Qのアンプなら電源電圧×2倍くらいがお勧めです。
※ちなみに私の作ったアンプは12Vの電源電圧なので20-25V品を使いました。
さて、次は実際のスピーカーを使ったテストです。

当然、いきなりスピーカーを作ったりする訳には行きませんから、スピーカ−4台を使ってのテストです。
本当は4本とも同じスピーカーを使うのが良いのですが、そんなものは在りませんので、上の写真の様になりました。
コンデンサーは47uFの有極コンデンサーを2個使って無極性にしてあるので、容量は1/2
の23.5uFです。
まずは、左右のスピーカーだけをアンプにつないで、音を聞いてみると確かに低域はカットされています。
次に4本ともつないでみると。。。結構いい感じです。
■当然ですが、センターの定位はOK。
■音は左右のスピーカーの外にも広がります。・・・CD(音源)によって大きく変わります
■何故か分かりませんが、音の残響が長くなるような気がします。
リアルと言うのとは違いますが、ちょっと雰囲気のある面白い音がします。
時間が出来たら、専用のスピーカーを作って遊んでみようと思います。
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